ネームのきり方
ネームのきり方。
ネームとは漫画の下書きの前に描く設計図のようなものです。
基本は3〜4コマの演出。大まかなストーリーが決まったら、場面場面のシーンを絵付きの3〜4コマで描き出します。
5コマ以上は、1ページ5〜6コマで考えているなら、縮めるかコマを増やして2つに分けるかします。
その3〜4コマのブロックを各ページに埋め込んで、タチ切りや視線誘導、話のメリハリを考えて、絵の構図やコマの組み換えなどして調節していく流れです。
ネームでやってはいけないのが、ストーリーから文章でコマ割りすることです。
例えば「金髪の美少女登場」「一万隻の大艦隊」どちらも白黒漫画では描けないんです。
描くにしても自分にその技術があるか?
というのもあるのでネーム段階で具体的に絵を想い浮かべるのが良いでしょう。
あとイラスト絵、後で説明される視線誘導でいうところの、目を止めてじっくり見てしまうコマ。
漫画は視線を流さないといけませんので、安定した構図のイラスト絵は決めゴマか、区切りのコマなどになります。
もう1つは漫画の始まり、導入です。
大長編漫画、短編読み切りはもちろん、連載漫画なら毎号、導入があるようなものです。
そしてこの導入というか「つかみ」を失敗するとその後のページは読んでもらえませんよ。
あと、蛇足ですが、「物語」といっても、延々とつづく歴史や時の流れの中で、ある時代や人(キャラ)にスポットをあてて抜き出しているだけで、その前も、その後もある。
SFやファンタジーにしても空想というだけで、その世界や人にも前後があるわけです。
なので「物語」は全て途中から始まるのであって、その始まりをいつにするのかということを決める作業をするのが作者なんです。
漫画は小説のようにストーリーを書いてはいけないし、イラストのような絵を並べてはいけないのです。
気をつけて描いてみてください。